音感教育クラス
ベビークラス
お母さんの子育ての悩みに丁寧に寄り添いながら発育を促し、音楽になじみのある子に育てるクラスです。【対象児:生後3ヶ月~】
ベビークラスのお子さんは、まだ自分で話したり、歌ったりはしませんが、聴覚と視覚に好ましい刺激を与えることで、発語を促し、歌を歌うための言語力をそなえていきます。お子さんと一緒にお母さんも入室していただくことで、わが子とうまく関われるようになったとのご感想をいただいています。
本来、子どもは、生まれてすぐから、聴覚・視覚・触覚・嗅覚・味覚などの感覚器に刺激を受けることで自分の感覚機能を使いこなし、運動機能を高めることで自分の手先や身体を思いどおりにあやつれるように発達していくものです。
しかし、生まれて数か月~1歳後期という早期から集団生活をはじめた子どもたちは、感覚器の使い方も、手先の使いこなしも、全身の動きもなめらかでない傾向があります。
たとえば、赤ちゃんの目の前で赤いものを出して左右に動かして眼で追わせる、耳元で「ちりんちりん」と鈴を鳴らして反応を見る、感触が異なるものを握らせる、いい匂いがするものを鼻に近づける、異なる味のものを与えるなど刺激の与え方はさまざまですが、この時期の刺激が、その後の感覚の良し悪しを左右します。
ベビークラスは、母子同伴クラスでたくさんの刺激を与え、好奇心旺盛で学ぶ意欲のあるお子さんを育てます。
●赤ちゃん体操 <身体の発達>
それぞれの月齢に応じて親子で体操をします。お母さんとのスキンシップ、言葉がけが発達をうながします。うつぶせ、横向き、ハイハイ、ぶら下がり運動、トランポリンの振動を楽しむなど、さまざまな器具を用いて身体の発達をうながします。
●かるた探し <ドレミはみんなの仲良しさん>
先生の歌うメロディーに耳を傾ける様子から聴覚の発達を観察します。また、お母さんがとった音感かるたを先生に渡すなかで「ちょうだい」「どうぞ」「ありがとう」など人に物を渡すこと、握ったものを放す感覚を覚えます。ハイハイで目的物に近づけるようになったら、自分でかるたを探しにいきます。
●タンバリン<リズム奏>
乳幼児期に聴覚の発達を見極めるためには、音が出るおもちゃが有効です。タンバリンや鈴の音に興味をしめしたり、音の出る感覚を楽しむことを覚えます。
●ボールでポン<手をあげる>
ボール遊びのなかで、手をあげて返事をする、相手を呼ぶ動作を教え、意思疎通する楽しさを知らせます。
●絵カード・絵本の読み聞かせ<聴覚・視覚・集中力の育成>
目の前でめくられるカードの絵を目で追いながら、先生の言葉を聴いて集中する課題です。カードで身の回りの物の名称を学んでおくことによって語彙が増え、会話や本読みの幅が広がります。