音感教育クラス
幼児部音感クラス
多くの音楽家が学んだ木下式を習得する幼児のためのクラスです。【対象児:3歳~】
ものごとを確実に記憶するためには、丸暗記より、身体を使って覚えたり、なにかと関連づけて覚えることが確実です。木下式は、視覚と聴覚を使って、「音感かるた」を学ぶことで、納得しながら意味づけ語を復唱し、音に関連づけて記憶します。子どもたちは、音感かるたのもつメロディーを正しく歌えるようになることから、高い歌唱力を身につけ、異なるメロディーを聴き分ける音感能力を備えます。ほかには類をみない独特で効果的な音感教育カリキュラムがここにあります。
●かるたの説明
かるたの名前を大きな声ではっきりと言います。口型を意識すると言葉が鮮明になり高い声も出せるようになるのです。そのため、歌が上手になります。
●身体的動作と表現
行進・かけ足・グーパ跳び・ケンパ跳び・スキップなど…。音楽に合わせリズム訓練をします。
●カスタネットによるリズム奏
ピアノに合わせカスタネットを叩きます。難しいリズムも心を合わせて叩きます。
●音感かるた取り
かるたのメロディーを聴き分け、発声し、音感かるたで答えます。
●聴き分け訓練
聴き分けたメロディーをカラー五線紙に書き取ります。聴き分けは、音感能力を表す重要な課題です。カラー五線紙の考案によって、年齢の低い子にも聴音が実現しました。
●音符を読もう
音符を一つ一つ指で追いながら正しい声で歌う訓練をします。初めはカラー五線譜ですが、幼児部終了までに黒い五線譜もすらすら読めるようになります。
●ピアノのおけいこ
木下式で基礎を学んだ子は、正しい音程で歌う歌唱力と、楽譜を読む読譜力、自分が弾いた音が正しいかどうかを理解する音感能力を持っているため、スムースにピアノのおけいこに導入することができます。
●就学支援教材(ひらがな・カタカナ・計数・記号の練習など)
総合的な音楽能力をつけるためには、音楽以外の社会常識をはじめ、推理力・思考力・数え方や文字の理解が欠かせません。
そのため、幼児部の音感クラスでは、レッスンのなかで口型を教えながらひらがなやカタカナを学んだり、就学支援教材に取り組み年齢にふさわしい理解力と一般常識を身につけることを目指しています。
●持久走
楽院では、40年近く継続してきた夏合宿にて、幼児部は1,5キロ、児童部は3キロのマラソンに挑戦します。腹筋を使っておなかの底から声を出して長時間歌うためには、持久力が欠かせないからです。
夏期合宿が近づいてからあわてることがないように、毎週「天国と地獄」の音楽とともに、一定の速さで走る持久走の練習をしています。
●体幹とリズム感を鍛える運動
木下式のリズム課題「身体的動作と表現」は、ピアノのメロディーに合わせて自分の身体を動かす必要があるため、幼児にとってじつはかなり難しい課題といえます。30年前の幼児たちができた課題が年々できにくくなっていることから、音感のレッスンと合わせて、体幹とリズム感を鍛える運動の時間を取っています。
●リズム運動(ダンス)
楽院の託児ルームでは、1歳児のお子さんたちも含めてみんなでいっしょに、合唱団の子どもの歌声に合わせて、リズム運動をしています。年長になるころには、自分で正しい声で歌いながら、リズムに合わせて踊れるようになっていきます。