全国から集まった幼稚園保育園こども園の先生方が木下式の指導法を学びました。
講習会では、認定講師が外国籍の両親を持つ三歳女児に「おんぷをかこう」と「おんぷをよもう」を実践する様子を受講生に公開しました。各地から参加された受講生は、それぞれのクラスに外国出身のお子さんがいて、その指導への悩みも多く、興味をもって、女児が音符を書いたり、読んだりする姿に目を向けていました。2040年になると、少子化によって急速に人口減少すると同時に、団塊ジュニア世代が高齢者( 65歳以上)になり、高齢者人口が最大となると言われています。これは、現役で働く日本人の数が大幅に減るということであり、そこを見越して、すでに日本にはさまざまな国から働きにきている外国人の方々がいます。彼らの子どもは、日本の保育システムのなかで育ちますが、母国語ではない日本語を知らないまま教育を受けるのは、とても難しいものがあります。しかし、言葉と音楽を結びつけて知らせる「木下式」の音感教育によって、外国籍のお子さんたちが日本で教育を受ける土台になれば、これほど喜ばしいことはありません。
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